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タマン・ウジュン

バリ島東部、「タマン・ウジュン」は水の王宮と呼ばれる優美な宮殿です。

遠くに海が見えるこの宮殿は比較的新しい遺跡で、1920年に建てられたものです。
賓客を泊めたり静養したりするための、いわば離宮です。
2度の火山噴火で大きく崩れたこともありますが、2004年に修復され美しい姿を保っています。

ヤシの木や鮮やかなピンクのブーゲンビリアが植えられた公園に3つの池があり、それぞれに宮殿が建造され、橋で陸につながっています。
左右は瓦屋根に柱だけの風通しのよい東屋のような建物。
真ん中の池の宮殿がもっとも大きく、バリ風の瓦屋根にヨーロッパ風の壁や窓のつくりをしています。
橋はいくつものアーチがあり、その下をくぐるのですが、アーチ上部の飾りは王冠そっくり。
オランダ支配時代に建てられたためか、バリとヨーロッパをミックスさせたスタイルの宮殿です。

この真ん中の宮殿は資料館になっており、歴代の王と王族の写真が飾られ、実際に王様が使っていた部屋を見ることもできます。
天蓋にレースのカーテンつきベッドや、ところどころ金に塗られた白いテーブルセットの置かれた部屋は、今にも毎日の政務に追われる王様が一息つこうと入ってきそうです。

豊かな水をたたえた池のあるタマン・ウジュンは、ある王家の栄えと衰えをしのばせる場所です。